ネチケット(Netiquette)とは、「ネット上のエチケット」の略です。
その名の通り、できればエチケットを守ってほしいということです。
具体的には、メールに関してはつぎのようなことがいわれています。
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2011.06.25 朝日新聞朝刊に「今どきのメールのマナー」こんな記事が。
2008.06.16 朝日新聞夕刊P6、「ツカエルデジタル」にもこんな記事が。
ビジネス用途ではテキスト形式が一般的。HTML形式はダメ。
Windozeならこうしよう。
Macintosh(OSX)ならこうしよう。
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- 自分が誰だかわかるようにしよう
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- 本文の最後に誰なのかがわかるようにシグネチャー(signature)をつける。
最近のケータイ・アドレスのように誰とも想像できないメアドが使われたり
しますが、そのような人は必須です。
たとえば、 lucy_in.the-sky@docomo.ne.jp って?誰だかわかる?
- ただしシグネチャーは4行程度におさめること。あくまでも控えめに。
こんなとこで自分を宣伝しない。
- メールのサイズに気を配ろう
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- メールでは巨大なメッセージは送らない。とくに注意するのが添付書類。
平気でおっきな写真とか、書類を送ってくるのは困りもの。
- エコの観点からも書類添付は慎重に。
- 添付よりはポインタ(※)を考えてください。添付ですと同じ書類が
たくさんコピーされて残ります。ハードディスクがもったいない。
※ここでいう「ポインタ」とは「目印」のことです。つまり、
「あそこにあるよ」と指示をすることです。
- メールは盗み読みされるかも
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- 機密事項はメールで送らない。暗号化されてないので、
流通経路にあたるコンピュータで読めてしまうから。
- パスワードをメールで送ると、パスワードの意味を失うかもしれない。
- メールを(ローカル以外に)送ると、経路上にあるいくつものコンピュータを
経由しますが、そのときのデータは暗号化されていないということを
十分に意識してください。ほんとに絶対に人に漏れてはいけないデータを
送ってはいけません。
- 使う文字は第1水準、第2水準の標準漢字コードを
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- 花文字、デコレーション文字、非標準漢字は使わない
- 半角カナ文字は使わない。標準文字に入ってない文字を使わない。
とくに忘れがちなのは、丸の中に数字、つまり、丸数字。
これは標準文字には入っていないんだぞ。
- 絵文字は非標準文字の代表のようなもの。厳禁です。おたがいが同じケータイ会社で
ケータイでのやりとりならその会社で使える絵文字でもいいけど。
- 同じように、ウインドウズでしか使えない、非標準文字もダメ。
- 相手が使っているメールソフトにも気を使おう
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- メールソフト(MUA)にはいろんなものがあり、いろんな読み方をされます。
だからこそ、どのメールソフトで読まれてもいいような気配りが大事
- プレインテキストで送ること。
平気で3回、同じものを形態を変えて
同封してくるのはかなりな無駄。
(たぶん、送ってる本人はそのことに気づいていないのでしょう)
形態3様とは「プレインテキスト」、「HTTP形式」「エンコード」の3種類。
これを全部くっつけて出す人がいる。
ウインドウズ系ではデフォルトでHTTP形式になってて、それをそのままに
してるのが困りもの。
- 友達同士、1:1で、相手のメールソフトもわかってるなら、それを
おおいに利用することもいいでしょう
- 返信のときの引用行(※)は最低限に
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(※)引用行とは先頭に"> "がついてる行のことである。
または、「ホニャララのメール:」という記述より下の行である。
- 返信を書くときに全文引用は絶対にしない。これは迷惑である。
引用は、何に対しての返信だったのかを受け取る側がわかる程度に最小限にする。
全然、引用がないのも、(サブジェクトでわかる場合はいいが)
「さて、なんのことだったか?」と理解できないので困る。
お互いが全文を引用しながら書いてピンポンしていくと、どんな結果に
なるか、想像に難くない。
- 以前なら、引用は本文全体の1/3以下が常識と言われていた。
こういうのはS/N比と呼んでる。シグナル/ノイズ比。引用がノイズ。
- 最悪なのが、全文引用。「だって、返信ボタンを押すと、そうなってる」というかもしれないが、
それは間違い。
「全引用文の中から必要な部分のみを残し、あとは消す。」という作業を怠っている。
なぜ引用機能がついてるかというと、
不要な引用行を消すほうが必要な引用行を追加していくより簡単だからである。
- 一度、返信を書くときに、こういうのを試してみてください。
引用を送り返したいと思う部分を、マウスでなぞって、
それから「返信する」というのを実行したら、どうでしょうか。
その部分だけが引用されてませんか?豆知識です。
- 引用の下には追加をしない。添付書類は引用行の前に
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メールを読んでる人は、引用行が出てくると、それより下は全部引用なので、
ざっとしか読まない。
その引用の下に添付書類とかがあっても、見落としてしまう。
そういうことを防ぐため、自分が書くものは全て引用行よりも前に入れること。
- 改行コードを入れる
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- 改行をこまめにいれる。
- 日本語文字なら、40文字以内には改行を
いれないといけない。とくに最近、ケータイからメールが送られてくるようになって
全然、改行を入れない人が増えている。
- メール転送機能は便利だけど、ほどほどに
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- 転送(フォワード)は節度をもって。
- いくつもの箇所にやみくもに転送をしないように。
- うっかりとAコンピュータに来たメールをBコンピュータに転送する設定にし、
かつ、Bコンピュータに来たメールをAコンピュータに転送するようにしてあると、
無限にピンポンを繰り返す。
たった一つ、メールがきても
それがA、Bコンピュータの両方に無限個、届きます。なぜだかはわかりますよね。
- 他人を誹謗中傷することはしてはならない
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- なんでも書けるからといって、他人を非難することは書かない。
- 相手の顔が見えない分、深く傷つくことになってしまいます。
- すぐに返事を書こう
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- 大事なメールであればあるほど、送った本人は、はたして本当に届いたのか心配になるもんです。
- そこで、「私に届きましたよ」ということを知らせるつもりで、読んだらすぐに返信をだしましょう。
- その返信は届いてますということを伝えるものですから、たとえば、「りょうかい」とか、「あとで読んでみます」とか短い文章でいいのです。
返信になんて書こうか悩んでいるとついつい書けなくなってしまいます。
届いたんだと相手に安心させるだけでいいのです。
- ただし、白ヤギさんと黒ヤギさんの手紙の返事ではないですが、返事の返事がまた返事になっては意味がないので、そこは要注意。
- メールのサイズに気を配ろう(2)
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- メールが長文になると、相手はうっとうしくて、読むのがイヤになってしまうかもしれない。
- 内容は簡潔にしたい。
- サブジェクトに書いてあることの続きで、つぎからつぎへと、
話が盛りだくさんになるのは困りもの。
- 相手の人は、あとでまたメールを調べるときにサブジェクトを頼りに調べるので、
サブジェクトとは関係ない話は別のメールにすべき。
- メールが長文になりそうなら、サブジェクトを変えて、別メールにし、
一個のメールでなく、複数に分割しよう。
- 昔、長文を適当な大きさで小分けするソフトもあった。
- 要は、サブジェクトと本文が一致するように。
- あれもこれもと一つのメールに入れ込まないで、それだったら、
複数のメールに分けよう。サブジェクトを見て、あとで、ああこういう内容だったと
わかるものにしよう。
- なので、サブジェクトに「拝啓」とか、「メールです」とか書かないこと。
- メールアドレスは正しいルールに則って
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アドレス自体に関してです。
最近、ケータイのメールアドレスにわかりづらいものがありますが、
それはかまわないのですが、アドレスをつけるのには一定のルールが
あるので、それを破ってまで、変なアドレスにしないように。
- アドレスを考えるときに、".."のように、ピリオドを2回連続させるのは
ルール違反です。
最近、このようなメアドがあって、困っています。
このメアドをつけた人は、でもこれで使えてるんだからいいじゃんと思うのかも
しれませんが、それによって困ってる相手もいるはずです。本人に返信を
したくても送れないということも考えられます。
わかりづらい人はこちらのディズニーのページで
ミッキーマウスが解説しています。
ネチケットを学ぼう!
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